半年ぶりの新刊です。このシリーズは、1年間に2冊のペースが定番化していますね。
表紙は、ときたかです。
家庭菜園の野菜を収穫しているところでしょう。ちょいダサの麦わら帽子や土のついた軍手など細かな描写がいい味出ています。
巻頭の話でも、ときたかがメインです。
ぐれとスイは、地元の夏祭り「花乃坂まつり」の打ち合わせに出かけ、夏バテぎみのつばきは小休憩。
準備中の静かな店内にいるのは、ときたか一人。
雨に降られたお客さんがやってきて…
ときたかにも懐かしい思い出の蘇る時間が流れます。
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続いては、シンガポールへ出張中の八京のお話です。
ここでも変わらず、忙しく働いている八京。
食堂のおばちゃんたちから体を心配されて、食材の差し入れをもらいます。
せっかくの好意だからと、滅多にしない自炊にチャレンジ。
角崎さんにレクチャーを受けつつ、炊飯器で調理できる簡単チキンライスを作ります。
このチキンライスのレシピは詳しく載っているので、おうちでも再現できちゃいますよ♪
一見すると材料が多そうなのですが、タレや盛り付けに使うものばかりなので省けます。
スイとの確執がある八京。彼が登場する回は暗い雰囲気になりがちでしたが、今までは違うおだやかな一面を見られる回でした。
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地元の夏祭り「花乃坂まつり」のお話です。前中後編の3話です。1話完結が基本の『よついろ』ではめずらしい長いお話。
まりちゃんと千里がメインキャラとして登場します!
ある日、鹿楓堂へかき氷を食べに来た二人。
あんこ入り濃茶のかき氷を楽しんでいると、ナポリタン美人姉妹が浴衣を着て来店しました。
その姿に見惚れるまりちゃんの様子に気づいた千里は、浴衣を着せて、夏祭りに連れて行ってあげたいと考えます。
もちろん、よついろメンバーも、準備から当日までガッツリ協力します!
まりちゃんは、夏祭りに行くのも、浴衣を着るのも初めて。楽しい夏の思い出になるでしょうか…?
小ネタ満載、ギャグ要素強めで楽しいお話です。
ぜひ13巻読んでみてくださいね!