Netflixの配信終了まもなく、という通知を受けて、ようやく観ました。
「プラダを着た悪魔」のモデルとなったと言われているアメリカ版『ヴォーグ』編集長のアナ・ウィンターに迫ったドキュメンタリー作品です。
「北欧、暮らしの道具店」の店長さんがラジオで好きな映画の一つだと語っていて、それを知ってからは「ちょっと見たい」から「絶対観る」(心の)リストへ移動しました。
アナ編集長がひたすら怖いんでは…と先入観でビビりまくりで観始めることができなかったんですが、自分がいいと思うものを作るために突き進む姿に惹き込まれました。
そして思った以上に、他の人達にもスポットが当てられていて。アナ編集長にどんどんボツにされまくり、「これがダメなんて、彼女(アナ・ウィンターのこと)どうかしてる」と愚痴るファッションエディターのグレース。
グレースはまるで物語のような背景を持つ人で、センスとこだわりっぷりがすごい。
最後にアナが自身のことを分析しているのを聞いて、他の人たちの力がよく分かっている人なんだな、と感じた。
見終わった時、この映画の主役がグレースのように思えて、爽やかな気分になった。
佐藤店長が繰り返し観る、というのにも肯けます。